医師の結婚事情

医師と結婚!と聞くとセレブリティ、ハイソ、高収入なイメージが先行してしまいますが、当の医師自身は結婚に結びつく異性との出会いがないことを嘆いており、結婚には他の人たち同様、苦戦しているのが実際のようです。

医師と言えば、医学部で6年間の学業を積んだ後、研修医を経て正式に一人前の医師として活躍して行きますが、職場は病院という閉鎖的な空間に限定されてしまいます。毎日患者さんとの出会いがありますが、患者さんはやはり患者さんであるためプロフェッショナルの立場上、恋愛感情を抱いたり、恋愛関係に発展することは皆無に等しいものです。また、結婚適齢期の若い方というのは基本的に健康体であるため、診療で出会う患者さんといっても年齢をある程度重ねた方がほとんどです。そのため、医師の周りで結婚対象となるのは、医師、看護師、薬剤師、事務員や技師など病院に働くコメディカルが大部分を占めます(約70〜80%)。

例えば医師と看護師は仕事上の接点が多く一緒に働く時間も必然的に長くなるため、やはり医師と看護師が結婚する率は高いようです。医師と看護師という相互関係がプライベートでも上手くやっていける人物同士であれば、互いのプロフェッショナルを尊重し、仕事を理解し、志を高め合うことができる素敵なカップルになれるかもしれません。ちなみに医師同士で結婚した場合、その離婚率は比較的高く、お互いに忙しい分すれ違いが多く、双方生活力があるのでアッサリお別れしてしまうのかもしれません。また看護師や医師など医療関係以外の人と結婚している医師も少なからずいらっしゃいます。多くの場合、お友だちや知り合いの紹介や学生時代からお付き合いを重ねてきたという方がほとんどのようです。

医師は職場環境が閉鎖的、限定的なため確かに出会いの場は限られます。それと同時に出会いのチャンスを求めたり、恋愛関係を築いていく時間がないとも言えます。特に勤務医(且つ外科医・麻酔科医・産科医であった場合にはなおさら)には、通常勤務に加えて当直やオンコールといった勤務を課されます。待ち合わせや約束があったとしても緊急搬送されてくる患者さん、急な容態変化、突発的な残業は日常茶飯事に起こります。時間の中でやっと作り出した時間、一緒に食事ができる唯一の時間であっても病院から呼び出しがあれば、相手を置いて病院へ急行しなければなりません。

それは結婚してからも同じで、人の子どもは診ても自分の子どもは手をかけてあげられない、親の最期を看取ることができないなど、医師は多くのプライベートな時間の犠牲を払わなければなりません。今や「婚活」という言葉ができるほど職業に偏ることなく、結婚事情は複雑です。医師も自分の職業を心から理解し、忍耐あるパートナー探しに尽力するしかないでしょう。

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